この美しい町の過去
19世紀のはじめ、
メキシコではスペインの支配から脱却しようと「メキシコ独立運動」が起こった。
その運動の口火をきったのが、ミゲール・イダルゴ神父であり
グアナファト州のドローレスという町が舞台となった。
(「メキシコ人よ、メキシコ万歳!」と締めくくられた有名な演説。“ドローレスの叫び”)
この演説を聴いた先住民や混血の農民、群集が一丸となって
グアナファトに向かって行進し、独立への機運が高まり、1822年メキシコ帝国が誕生する。
当時最大の鉱山町だったグアナファトは、
歴史に残る戦禍の舞台となった。
いまは、町のさまざまな場所から音楽の演奏が聞こえ
海外からも劇団が招待されるなど
芸術の町として名高い美しいグアナファトの
200年前のできごと。
2012年11月5日
メキシコ