旅ログ

心洗われるチベット寺散歩

DSCN0004 (3)

こんな街だとは思わなかった

 

インドの山奥、ダラムサラに来てから

Tがあんなにも、「またダラムサラ行きたいー」と言っていた意味が

よくわかりました。

私のもってたインドの山奥のイメージなんて

「♪1、2、さんまのしいたけ~♪・・・・・インドの山奥~電波をうったら~らっきょが転がり~♪」

っていうあの歌、よくこどものころ歌ってたやつ・・・

あれしかなかったものですカラ。←わからないって?

 

インドとはいえ、ダラムサラの住民の半分くらいはチベット人。

心優しく、穏やかな一方で、「強さ」を感じる、

中国から険しい山脈を越えてこの地にたどり着いた

チベットの人たち。

 

「チベタンは、ほんまいい人たちやで。

人のこと騙したりせぇへん。」

 

Tの言うとおり、チベット人本当にいいひと。

会ったら微笑むとか、会釈とか、順番譲るとか、

なんだかひさしぶりだな。

買い物をするときも、だいたいみんな同じ値段を言ってくる。

「ぼったくり」とか「がめつさ」みたいな感覚があまりないのかもしれない。

 

「これは私も○○ルピーで仕入れてきたから、

○○ルピーまでしか値下げできないのよ。」

と、おばちゃん。

正直すぎる!

 

そんな街の、中心ともいえるのが、

ダライ・ラマ邸宅も隣接する、「チベット寺」。

ここには本当に<平和>な空気が流れていました。

朝早く行くと、お坊さんたちが「問答」の修行をしているのも見られるらしい。

私は起きれなかったけど・・

 

昔、中国の山奥の町、シャングリラにある

チベット寺にいったことを思い出しました。

そういえば、あのときも人懐っこいお坊さんたちが

いろいろとお寺のなかを案内してくれたっけな~

 

DSCN0027

マニ車。まわしながら歩くことで、お経を唱えるのと同じ意味をもつらしい。

 

 

ひとりのお坊さんが、いろいろな話を聞かせてくれました。

チベット人の若者はもちろん、お坊さんも、みんな英語がペラペラなのです。

「私もおだやかな心で暮らしたいけれど、すぐ怒っちゃいます。」←切実

と言うと、

 

お坊さんは

 

「少しずつ、少しずつ、変わっていけばいいんですよ。

人を赦す心は、平和には欠かせません。

毎日『今日の自分は昨日より善くなっているか』と

問いかけてみてください。

努力を怠らなければ、

小さな芽が

水を浴びて、太陽の光を受けて

少しずつ、大きな木へ成長していくように

あなた自身も必ず成長していきます。」

 

今日から、努力してみようと思いました・・

 

お坊さんは、チベットから亡命してきたといっていました。

チベット人を迫害し、文化を奪い取ろうとしている中国政府。

民族の危機を感じ、山々を越えてインドに逃げてきた。

「中国人はここには来ないんですか?・・・中国人のことどう思いますか?」

と、無礼なことは承知で聞いてみると、

 

「ここには中国人観光客も来ます。

彼らもダライ・ラマの教えをリスペクトしてくれています。

私は、中国人に対して悪い感情はもっていません。

彼らひとりひとりは悪くない、

問題なのは、政府が強い力をもちすぎていることなのです。」

 

と、お坊さんは言っていました。

 

DSCN0030

親しみやすいチベットのお坊さん。

 

どんな厳しい環境にあろうとも

決して暴力にうったえず、

仏教のちから、言葉のちからで、

平和を実現させようとしているダライ・ラマ。

そして彼についていくチベット仏教徒、チベット人。

彼らから感じられる<強さ>は、ダライ・ラマとの絆あってこそのような気がしました。

 

 

ダラムサラの散歩は、よごれた心が洗われる感じがして

とっても気持ちがいいです。

 

(I)