旅ログ

パレスチナ自治区に行ってみた

DSCN0047 (2)

 

ヨルダン川西岸地区にある「ベツレヘム」

ここはパレスチナ人が暮らす、パレスチナ自治区ですが

観光客も中に入れるようになっています。

 

イスラエルの町の雰囲気はわかったけれど、パレスチナってどんな感じなんだろうと思って

私たちもバスに乗っていってみました。

10年ちょっと前には、イスラエル軍とパレスチナ軍の銃撃戦になった場所でもあって

決して「安全だよ!」とはいえないけれど、

今は治安も落ち着いている様子・・。

 

ダマスカス門駅の横からバスに乗ると、1時間ほどでベツレヘムに到着。

なんとなく、景色が変わってきたかな~って思うくらいで、

検問があるわけじゃないし、自治区に入ったっていうのはわからなかった。

 

DSCN0048 (2)

でももちろん、ヘブライ語は皆無。

すべてがアラビア語表記で、

町の人も、イスラエルは誰でも大体英語が通じたけれど

自治区に入ってからは英語が通じないことも多かった。

声を掛けてくる人も「TAXI??」と、あのアラブ特有のしつこさ!!

あ~ここは、イスラエルじゃないんだ。って感じでした。

 

ここには、「キリスト生誕教会」があり、ハイライトのひとつになっています。

でも実は近年大きな銃撃戦があったっていうのもこの場所。

そのとき、日本人旅行者が何も知らずにここを訪れていたそうで

世界のニュースで報道されたらしい・・。(きっと大ニュースだったんだろうに。はずかしい。)

キリストが生まれた場所につくられたこの教会は、巡礼者が多くて

私たちはなんだか部外者というか、ただの見物客というか・・そんな気分になりました。

 

 

私たちがここに来た大きな目的は

バンクシーの作品も残されている「分離壁」を見ること。

「分離壁」とは、パレスチナ人のイスラエル側への<自爆テロ>を防ぐ目的で、

1995年から、パレスチナ側に立てられた壁のこと。

でもこれはイスラエルの言い分で、実際にはパレスチナへどんどん侵入し

土地を奪って、さらには隔離させていくのが目的だって言う人もいる。

 

DSCN0081

DSCN0087

DSCN0089

 

 

その壁のパレスチナ側には、多くの人が平和へのメッセージを残していて、

中でもバンクシーというイギリス人のグラフィックアーティストが描いたアート・風刺画は

とても有名です。

わたしたちも壁沿いにず~っと歩いてみた。

なんだかベルリンの壁のことを思い出していた。

あの街にも、こんな風にどこまでも続く壁があったんだろうか。

 

二人で壁の周りを歩いていたら

パレスチナ人に声を掛けられて、いろいろなことを話した。

 

「この壁はどのくらい続いてるの?」

 

「100kmかな・・・200kmかな・・・?

わからないな。

とにかく、終わりが見えないくらいずーっと続いてる。

でも僕の生活には関係ない。

イスラエルに住んでいたけれど、

自分から選んで壁のこっち側にきたんだ。」

 

彼は笑っていました。

 

子どものころから、湾岸戦争がTVで放送されていたり

パレスチナ問題、自爆テロの瞬間などがニュースで流れていたりした。

そんなことが頭の中に残っていたから

はっきり言って、アラブ人ってなんだか過激で怖いなって思ってたし

イスラエル行くっていったときも、家族は「大丈夫なの?」って感じだったし

私自身、「テロとかあいたくないなぁ・・」ってちょっと思った。

 

だけど、実際にこの目で見たイスラエル・パレスチナは、

普通の人が住んでいて、みんな平和を望んでいて、

だけど、どこか、あきらめている感じもして

先の見えない、閉塞感のただよう国だった。

 

DSCN0082

 

こんな壁がなくなって、パレスチナに自由を与えてほしいと思う。

一方で、お互いを排除しあう関係が変わらない限り

壁があろうとなかろうと平和は訪れないようにも思う。

 

 

帰りは検問所(チェックポイント)を通らないとイスラエルに戻れないようになっていた。

若いイスラエルの徴兵中の女の子が、携帯を片手に

「はい、さっさといっていいよ」って感じで通してくれた。

これも、パレスチナ人が簡単に外に出ないようにするためなのかな・・・。

 

そんな、人の人生を左右するようなチェックポイントだって、ちゃんと理解して

もっと真剣な気持ちで働いてほしいと思っちゃった。せめて。

 

(I)

●私たちのお店<ミカラ MICALA>のHPはこちらから。
【MICALA】

●MICALA.netはエスニック服ランキングに登録しています↓↓↓


エスニック系  WEB SHOP 探検隊


広告:お得な航空券一括比較『スカイスキャナー』