【ウユニ〜パラグアイ抜け2】車故障編
タリハからさらにパラグアイ寄りの町「ビジャモンテス」まで、さらに移動です。
バスターミナルでの聞き込み調査の結果、
ビジャモンテスまではまさかの6時間!
地図で見た感じではすっごく近くて
「2時間くらいだな」
ってTが言ってたのに。
これは、、、
南米でよくある、山越えのパターンのようです。
普通のバスだと、途中の街で乗り換えして行けるようでしたが、
ちょっと高めの乗り合いバンにしました。
結局、人数が集まるまでかなり待ったのですが、バスより二時間早く着くとのこと。
なんでもいいから早くいって~。
もうかれこれ、まる一日移動・・疲れた。
ようやく出発した乗り合いのトヨタの車は、
エンジンをかけた瞬間、ボンネットから煙がモクモク…。
車の中も煙だらけ。
「早く、外に脱出しろ!!!!」
ボリビア人が集まって騒然となりました。
嫌な予感しまくりです。
煙が治まったので、いざ出発!
修理して治まったのかと思ったら、なにもしてないらしい。
ただ自然に煙がなくなっただけ…。
大丈夫なの??
・・・でも出発するっていうし、お金払ってるから乗りました。
タリハを出て間もなく、道はダートに変貌。
ものすごい揺れで、おしりがガツガツシートに打ち付けられる・・・。
常に跳ねています。
Tは窓に頭をガンガンぶつけても、まったく起きる気配なし。
この人、本気で爆睡してるわ・・
すると、いきなり砂漠みたいな道のど真ん中で
車が「ボン!!」ってなって
止まって動かなくなりました。
ドライバーさんがめっちゃ泣きそうな顔で
「問題発生。ムーチョ プロブレム。」
ほらー!!!!
朝壊れたのにこの車できたから悪いんじゃん!!
とりあえずまた煙が出るかもしれないから降りてくれと頼まれましたが、
Tが起きない。
「T、車壊れたよ!!
降りろって言われてるからおきて!」
と、めっちゃゆすって懇願するも
「代車頼んでるから大丈夫や。」
とか、わけのわからないことを言ってすぐ眠る。
もーーーー。なにいってんの!!!!
ドライバーも、私たち意外のボリビア人客も全員避難。
なぜか頑固に「降りない」の意思表示ととられた私たちは車の中で待機・・
ひぃぃぃ。こわいよう。
周りには民家もなくて、なすすべのなくなったドライバーさん。
なぜかジャッキで前輪を持ち上げる。(←私たちは乗ってる)
「ま、原因ここじゃないわ!」的に笑うと、
お客さんの一人が、ボンネットの中のベルトみたいなのが切れてることを発見。
一時間後、どこからか来た人が
ベルトを渡して去っていきました。
やっぱこの車で走るんだ。笑
もーどうにでもなれ!!
今回の騒動ですっかり団結したボリビア人チームと
意地でも車にとどまった日本人チーム(私たち二人・・。)
悲しき溝をうめられないまま、
さらなる悪路へと車は走ってゆくのでした。
(I)