さいしょっからコパカバーナ来ればよかった
消化不良なプーノをあとに、いよいよペルーを去る日が来ました。
ペルーのプーノからボリビアのコパカバーナまでの移動。
間に国境があるとは思えないほどスムーズな移動で、ラクちん国境越え!!
ほぼずーっと窓の外にはチチカカ湖が見えて
景色も最高!快適なバスでした。
コパカバーナの宿「florencia」についたのはボリビア時間のクリスマスイブ。
普段は大人気らしい宿ですが、
なんと本日の客はT&Iの2人のみ。
なぜかクリスマス苦手なTなので、特に何をするでもなく
町をぶらぶらして、
教会のミサの音を聞きながら
11時。寝る準備をして半分寝かかったころ・・・
ドンドンドン!!
ドアをたたく音がする。
見てみると宿のオーナーさんの息子。
「さぁ、始まるよ!来て!!」
え?もう半分寝てるんですけど。
なぜかパジャマのままで、オーナーさんファミリーの食事会に参加することに。
日本の大晦日といっしょで、
こちらではイブからクリスマスに変わるその瞬間が重要な様子。
眠い目をこすりながら、パジャマで祈りの儀式に参加し、
そのあと黙々と感謝をささげながら食事。
全員、静かに静かに、いろんなものを煮込んである料理を食べます。
早く食べ過ぎてもいけないし、遅くてもなんか悪いし・・・
でも進まないよー。眠すぎて・・。
そして家族で何かしゃべりながら、誰かの「サルー(乾杯)」の掛け声のたびに
ワインで乾杯。
ただでさえ、飲めないT&I。軽く酔っ払い。
眠いし、おなかすいてないし、ワインだし、
なにがなんだかわらからないまま会に参加していると、急にお母さんが、
「OH!!エンプント!!」
なになに!?
「フェリースナビダド!!」
急に立ち上がってハグ&キスを全員でしまくる。
どうやら12時ちょうどに家族でハグ&キスをする感じらしい。
なんか順番が回ってきて私も全員とハグ&キス。
超シャイなTも「ど、どうも」ってかんじで一応全員とハグ。
そして、それまで静かだった雰囲気は一転。
部屋で大音量の音楽(クリスマスソング?)を流して踊る。
クラブでもなんでもないところで、普通のリビングで、
身内だけにもかかわらず、自由な感じで踊る。
超シャイのTも、誘われるがままに踊ってました。
貴重すぎる姿!!!
私も、恥ずかしくて顔が真っ赤になりながら踊りました。
最後は、お手伝いさんのおばあちゃんが私たちに
「日本にいる家族を大事にしなさいね。
そして日本に帰ったら一生懸命働くこと。
2人はいつまでも仲良くいること。
これが一番大事なことよ。わかる?」
と涙を流しながら話してくれました。
クリスマスって、家族の大切さとか毎日の生活の尊さを
あらためてみんなで感じながら、感謝する日でもあるんだな。
突然のお誘いに戸惑って参加したけれど、
初めて会ったボリビアの家族とこんな時間が過ごせて本当にうれしかった。
一生思い出に残るクリスマスになったね。T。
(I)