旅ログ

バラデロの優雅な生活で、キューバ社会を思う

「せっかく二人なら、ぜひバラデロに行ったほうがいいよ!オレは行けないけど・・」

と一人旅男性におすすめをうけて、

キューバ随一のリゾート、バラデロへ行ってきました。

ハバナから3時間、目指すは<ブリサス デル カルベ>というホテル。



 

キューバではずっとカサというホームステイのスタイルで宿泊してきたので、

ホテルに泊まったのはここが初めてでした!

それも、ただのホテルではなくオールインクルーシブというスタイルで、

料金(一泊一部屋104cuc)を払うと、あとは施設使用料、食べ物、飲み物、すべて無料!

T&I、あこがれのオールインクルーシブにわくわく。

 

この施設、国営なのでちょっと古めかしいかんじもありますがものすごく広い!!

小さいゴルフ場やテニスコート、バスケコート、ジムまであって迷子になりそうです。

プールもプライベートビーチもありましたが、残念ながら寒くて泳げませんでした。

つくづく水と相性の悪い二人・・。

 



 



 

地味地味な二人はプールサイドで卓球を楽しむことに。

すると、それを見ていたドイツ人がTに対決を申し出てきた!

キューバでは「チーノ(中国人)」と呼ばれすぎて否定するもの面倒になり、すっかりチーノを受け入れていたため、卓球王国・中国からきた少年!?と思われてしまったT。

相手は本気で挑んできます。Tが得点するたびにややイラついて舌打ちするドイツ人。

なぜか遠慮してとりやすいサーブを入れてあげるT。(卓球経験ないけど!)

 

結局彼は「ありがとう、いい試合だったよ」的なことを言って去っていきましたが、続いてセルビア人が試合を申し込んできた。

しかも、またまた本気!

今度は自ら審判をかねながら、正確なジャッジを下しています。

「あ、ネットに触った、君の得点だぜ、チーノ!」

もう、何点マッチなのかなんなのかもわからないまま、ひたすら試合を全うするT。

引っ張りダコのTをうらやましく思うけれど、運動オンチな私は相手にされない。

 

 



 

普段お酒飲まないので、ここにきて初モヒート。葉っぱの味。

100円の水を買うにも「高いな~」なんて思っちゃう金銭感覚になっていた二人なので、

全部フリーといわれると、なにをどうしていいものか。

でも、お酒が一番得なんだろうなぁ。どんなお酒でもあるし!

いっぱい飲める人は絶対得すると思う!あの人とか、あの人とか・・(顔が思い浮かぶ。笑)

 

そんなこんなであっという間に夕方になり、楽しみにしていたディナーはビュッフェスタイル。

開店時間に行ってはハリキリすぎなのがバレてしまう、と10分遅らせたにもかかわらず

なんと2番手で入場してしまったT&I!!ちょっとはずかしい。

しかも、わりと多くの人がドレスアップしてるなか(さっきまで水着一枚でそこらへんうろうろしてたのに!)

Tシャツと短パンとサンダルしか持っていない二人はラフな格好で・・。

 



 

レストランではキューバ料理だけでなく、さまざまな料理がものすごい量で並んでいました。

フルーツやデザートも充実。

しかし、昼間からいろいろ食べていた私たちは一皿で終了。

みんなはワインとかおいしそうに飲んでいたけれど、二人はオレンジジュースを注文・・。

それにしてもレストランのボーイさんまで、

「チーノ(中国人)、飲み物は何にしますか?」って。

いちいち、なんか言うたびにチーノってつける必要あるの?まぁいいけどさ。

 

ディナーが終わってコーヒーを飲みながらのんびりと過ごしていると、

陽気なキューバ人三人組に「チーノ、いっしょに写真を撮ってあげようか?」と声をかけられる。

「結構です。どうも。」と断ると、「いいからいいから!遠慮するなって!」と。

もうめんどくさいのでなぜか3人を写真に収めることに。

 



 

カメラがめずらしいのかな?こんなリゾートなのに??

・・するとこの人たち、このホテルに営業に来てる人気バンドのメンバーだったのでした。

 

キューバではショータイムを終えると、必ずそのバンドのメンバーがCDを売りにくる。

人民価格では80円くらいで売っているのだけれど、外国人に売るときはだいたい900円くらい。

10倍以上の値段で、しかもポンポン売れちゃうんだから、

外国人相手に商売している人と、地道に人民用の商売をしている人とでは

ものすごい経済格差が発生。そして、その二重経済がキューバの抱える問題です。

 

 

朝起きて海を散歩してから、この素敵なリゾートに別れを告げた二人。

タクシーに乗ろうとすると、

「10cuc(約900円)です。」

やはり、リゾート価格・・・今日これから泊まる宿一泊分くらいかぁ。

一歩外に出れば、なんの効力も持たないフリーパスを身に着けて、私たちはトボトボ歩くことに。

バスターミナルまでは10km・・何もない炎天下の遠い道のりです。

しばらく歩いたところでうしろからタクシーがきてクラクションを鳴らす。

ふりかえると、さっき断ったタクシーのおじちゃんでした。

 

「ふたりで5cucでいいよ。ターミナルまで遠すぎるよ、早く乗って!」

「ありがとう・・・。」

 

バスターミナルにつくと乗り合いタクシーがいて、いますぐ出発するから乗れ!とのこと。

「1人8cucにしてくれるなら乗ってもいいけど?」

思い切って値切ってみると、しぶしぶOK。

リゾート地バラデロで数分間だけ乗ったタクシーのたった3倍の値段で、

二人は130km離れたハバナシティまで無事に帰ることができました。

バラデロのタクシーって、なんだったんだろう。

 

難しく考え出すとよくわからないけれど、 人民ペソの安いサービスを受けて喜ぶ私たちの裏には

きっとありえないくらい安く、労働力を提供している人がいる。

(日本に比べれば安いけれど)リゾート地で高いサービスを提供している人たちは

同じ時間、同じ労働力を、国のためにささげている人たちの

何十倍、何百倍ってお金を獲得していて。

誰もが、働く場所や職種を選べてその状況なら、それは、それぞれの人生って思えるけれど、

もしそうじゃなかったとしたら・・・今後ますます広がっていく格差に

我慢できない人も出てくるかもしれないな。

それでも、キューバの社会主義は、革命は、ずっと続いていくのかなぁ

 



 

贅沢を満喫したバラデロでしたが、私たちには一日で充分。

いろいろな場所を見てみたいから、また、身の丈にあった旅をつづけていきます。

 

(I)

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