カンクン発ハバナ行
キューバ国内では社会主義国のためインターネットが使えないということを聞き(実際はハバナに何箇所かインターネットカフェがあったけれど1時間10ドルくらい)事前にメキシコで情報を集めました。ガイドブックの情報だけではたりず、各日本人宿の情報ノートやみなさんのブログなどがとても参考になりました。普段は、あまり詳しい情報を載せないようにしている私たちですが(他の人がもっとわかりやすくいっぱい書いてるので)、<旅ログ キューバ編>では今後キューバへ行かれる方の参考になるように、情報も織り交ぜながらを書いていこうと思います!
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15時半の飛行機に乗るために、カンクン空港へ。
ついたのは昼過ぎ。
ちょっと早いけれど今回はビジネスラウンジを使うためにはりきって空港に到着したのでした。
(LAXに続いて二回目のラウンジ。プライオリティパスです。)
お昼ごはんを食べていなかったので、サンドイッチやクッキーの軽食と、飲み物を。
みんな品のいい旅行客やビジネス客といった様子で、
いわゆる“バックパッカー”な雰囲気丸出しなのは私たちくらいでした。
ちょっと肩身が狭い・・。
さてさて。今回使ったクバーナ航空は、旅人の間ではある意味有名!
機体から煙が出ると、もっぱらのうわさなのです。
私たちの乗ったのはA320。搭乗してみると、思ったよりもきれいな印象。
たった一時間半のフライトでしたが、ナッツと飲み物がでてきました。
隣に座っていたアメリカ人(ほろ酔い)は、
私たちにキューバのクレイジーさとデインジャラスさを伝えようとします。
「町を歩けば“金くれ、金くれ”って、
こっちはキューバ人の何十倍も金払って物を買ったり飯食ったりしてんのに!
クレイジーなやつらだ!」
「とくに、あんた!(Iを指して)だまされやすそうだから、気をつけな!あっはっは」・・・・とか。
経済制裁を加えているだけあって、一部のキューバ人のアメリカへの印象はよくないらしく、
一方のアメリカ人にとっても、キューバ人の印象はよくないようでした。
・・・とはいえ、そのアメリカ人グループは「みんなでバケーションに来てるんだ!」って言ってたけど。
なんだかんだ、好きなのね。
残念ながら、機体から煙が出るところは見れずに無事にハバナに到着したわけですが、
到着時にアメリカ人グループを中心とする乗客から拍手が沸き起こりました。
こらー。バカにしてんのかー!
空港のレートはよくないので、両替は最低限にしたほうがいいとのことだったので
私たちは100メキシコペソのみ両替。6.8cucでした。
そのうち3cucをcup(人民ペソ)に両替。
キューバではcucとのcupの二種類が流通しているらしいのです。
ちなみに3cucは72cupになりました。
(移動費や宿代意外はほとんどcuc払い、安食堂などはcupが使える)
一般的には、空港からはタクシーで町へ向かう人が多いようですが、
私たちとカンクンから一緒だったYさんの三人はバスでハバナの中心地まで行くことにしました。
空港からはバスで40分(タクシーだと25分くらい)の距離ですが、
なんとバスでは一人2円以下で行けるらしいのと、
キューバの夜は比較的安全らしいのと、
男二人の好奇心が旺盛なのと・・。
<行き方> 空港を出て左手にある従業員専用バス乗り場へ。そこから従業員用のバス(無料)にのってハバナ行きのバスをひろうポイントまで連れて行ってもらいます。ターミナル3から3~4分のところにターミナル2があって、それを越えて大通りを右折したところに、線路と道路が交わるポイントがあります。そこがハバナ行きのバス乗り場です。私たちもたくさんのキューバ人にまぎれて「P12」のバスに乗り込みました。(1人0.4人民ペソ)
大荷物の私たちを見て、満員にもかかわらず乗客のキューバ人は席を譲ってくれました。
そしてかわるがわる私たちの前に来て話しかけてくれる。笑
「日本人ですか?」「私は柔道を習っています」「神は三人を見守ってくれます」←?などなど。
退屈せずに、バスのローカルな雰囲気を楽しんでいると終点、カピトリオ(旧国会議事堂)。
ここからは、私たちの泊めてもらう家、通称「アニータホテル」まで徒歩5分ほど。
カピトリオを正面に見て左の方向へ歩きます。
着いたのは景色がほとんどわからないくらい真っ暗な22時前でしたが、
事前に説明のメールをいただいて、なんとなく地図で場所を把握していたので
3人のキューバ人の助けを借りて、わりとすんなりとたどり着けました。
(宿の外壁に描かれた日本の国旗が目印◎)
「アニータホテル」は、アニータさんご夫婦が自宅(?)の部屋を旅人に貸し出してくれる
カサというスタイルの宿です。
キューバではこのようなスタイルの宿がたくさんあり、私たちもキューバではカサに泊まります。
アニータさんは私たちの夕食を用意して待っていてくれました。
3人とも予約メールを送っていたのですがなぜか2人と把握していたようで、
ごはんが少なくてごめんね~と、言いながら、並べられたのは栄養バランスばっちりの家庭料理。
静かに流れるキューバ音楽を聴きながら食事して、カサの良さを味わいました。
ハバナは、首都にもかかわらず街灯が少なく、21時過ぎにもなると驚くほど真っ暗で
社会主義独特の雰囲気なのか建物の感じもなんだか薄暗く、
キューバ人は、おしゃべりをしたりベランダから外を眺めたり音楽を流したりして夜を過ごしていました。
その独特の空気感にふれて、「ワクワクが止まらない~」と興奮気味のT。
早く朝になって街の様子を見てみたいね~!!と、
子どものように朝が来るが待ち遠しい気分で眠った、キューバの初日でした。
(I)